グーグルグラスの業務利用を推進するプログラムが「Glass at Work」。6月にグーグルはその公式パートナー企業5社を発表。医療機関や製造業の現場、スポーツのライブ中継など様々なジャンルの企業が選出されたが、中でも一風変わった取り組みを行っているのが「GuidiGO」社だ。
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「GuidiGO」は“次世代の美術館ガイド”をモバイルで実現する企業として、2012年にニューヨークとパリのオフィスで設立。既に公開済みのスマートフォン向けアプリには、世界250ヶ所以上の美術館やアートスペースの音声ガイド情報(「ツアー」と呼ばれる)を収録。従来の「音声ガイド」に取って代わる存在として密かな注目を集めてきた。
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今回リリースされたグーグルグラス向けアプリは、そのアプリの機能をグラスに対応させたもの。ユーザーは"Start a tour"という音声コマンドでツアーを開始。グラスの画像認識機能を使用し、今見ている絵画の情報を瞬時に取得。作品の歴史的背景や画家のプロフィールといった詳細な情報を音声で確認できる。

また、GPS情報を利用した館内ナビゲーションにも対応。大規模な施設ではかなり有効に活用できそうだ。

さらに、GuidiGOが特徴的なのは、アプリに掲載するツアーを独自に制作可能なプラットフォーム「GuidiGO Studio」を美術館や観光スポット向けに公開している点。価格などのカスタマイズも可能で、一部のツアーを有料オプションとして提供することも可能だ。

米国に続きイギリスでも発売が開始されたグーグルグラスだが、一般ユーザーが所有しているケースはごくまれなのが現実。そんな中、美術館やアート施設の運営者がグーグルグラスを入手し、来場者向けに貸し出すといった場面では、非常に役立ちそうなソリューションが「GuidiGO」と言える。

ちなみに「GuidiGO Studio」でのツアーの作成は月2本までが無料。月に20ツアーが作成可能なProコースは月額200ドルで提供されている。(Google Glass Info)