6月26日午前1時(日本時間)からサンフランシスコでGoogle I/Oが開催した。約2時間半に及ぶキーノートではスマートウォッチ2機種(LGのGwatch、サムスンのGear Live)の本日からの発売と、モトローラのMoto360の今夏後半の発売がアナウンスされた。
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中盤ではAndroid Wearに関する説明にもかなりの時間が割かれたものの、グーグルグラスに関するアナウンスは一切無し。登壇者の中にグラスを着用して現れた人物は一人もおらず、一部の参加者からは失望の声も聞かれた。

しかし、その後、日本時間、朝7時から開催されたWearable computing with Googleと題されたセッションには、これまでGoogle Mirror APIの開発に携わってきたTimothy Jordan氏が登壇。
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グーグルグラスを着用して登壇したTimothy氏は、グラスとスマートウォッチ、そしてアンドロイド端末が、今後どのように連携していくかを中心にレクチャーを実施。3つのデバイスを並列に並べたスライドをベースに話を進め、今後はそれらのデバイスが緊密に連携をとるかたちでウェアラブルが進化を遂げていくことを述べた。
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「今後はAndroid Wearの通知をグーグルグラスでも受け取れるようになる」との発言で、場内は一気に盛り上がりを見せた。

また、その1時間後に開催されたDesigning for wearablesと題されたセッションでも、4名の担当者全員がグーグルグラスを装着して登壇。音声ボイスコマンドの重要性や、ユーザーのコンテキストに応じて適切な情報を通知することの重要性を、ジョギングなどのシチュエーションを例にとりつつ説明した。
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Android Wearとグーグルグラスは、カードを用いた情報の通知形式が、非常によく似ていることが以前から指摘されており、今回の“統合”の発表は自然な流れとも思える。


一部の開発者によると「アプリをつくるためのwear sdkとGDKは依然として別物」とのことだが、グーグルのウェアラブル戦略の中核を担うAndroid Wearにグーグルグラスが合流を果たしたことは、非常に大きな前進と思える。今後、グラスとAndroid Wearの関係がどのように進化していくのかを期待しつつ見守りたい。

なお、セッションの模様はGoogle I/Oの専用サイトからアーカイブ動画で確認可能だ。(Google Glass Info)