世界の航空業界のIT化を推進するSITA Labは、ドイツのコペンハーゲン空港でグーグルグラスを活用した旅客サービスの導入実験に成功したと発表した。

SITA Labは既に英・ヴァージンアトランティック航空にグーグルグラスを用いたサービスを提供しているが、空港自体がグーグルグラスを顧客サービスに取り入れた事例は今回が世界で初。germany
空港職員らはグーグルグラスを着用し、旅客の搭乗手続きや、預かり荷物の管理といった業務を遂行。これにより業務の効率化が推進できただけでなく、旅行客から問い合わせを受けた場合も、その場で必要な情報を入手して伝えたり、Google Translate機能を活かした対応が出来たという。

SITAはスマートフォンやタブレット等、様々なIT機器をサービスの現場に取り入れているが、「ハンズフリーで操作できるグーグルグラスは、空港業務の現場で強力な力を発揮する」とのこと。

空港でグーグルグラスを目にした若い乗客らが、興味深そうに職員らに質問をする場面も見られたという。

コペンハーゲン空港はヨーロッパ北部における「空の玄関口」を目指しており、新しいサービスを取り入れることで、乗客にアピールする狙いもあると見られている。

SITAは2014年のスローガンとしてINTELLIGENT AIRPORTを掲げており、今後も様々なテクノロジーを旅客サービスに導入していく意気込み。

担当者は今回の発表に先立ち公開したブログの記事で「航空業界にとって"Internet of Things" やウェアラブル技術は非常に重要な意味を持つようになる。グラスだけでなくiBeaconなどの最新のテクノロジーを現場に投入していきたい」としている。

航空業界のグーグルグラスの導入事例としては、JALがハワイのホノルルで導入実験を実施中の他、中国の春秋航空が機内サービスにグーグルグラスを採用したとの報道もある。(Google Glass Info)