中国・上海に本拠を置くLCC(格安航空会社)、春秋航空は機内サービスの現場にグーグルグラスを導入することを発表した。同社では既に5月下旬、上海虹橋国際空港と成都双流国際空港を結ぶ路線でグーグルグラスを使用したサービスの導入実験を実施。その際の画像も併せて公開された。
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航空業界では既に英・ヴァージンアトランティック航空が、搭乗手続きにグラスを活用したサービスを導入。日本航空も機体整備の現場で導入実験を実施中だが、機内サービスにグーグルグラスが採用されるのは今回が世界初の事例。春秋航空では客室乗務員がグラスを着用し、乗客の氏名や座席位置といった情報を直感的に入手。食事の提供などの場面で、サービスの効率化を図るという。

ヨーロッパの航空業社では他にもスペインのイベリア航空やブエリング航空、ベルリンのエアベルリン航空が、ソニーやサムスンのスマートウォッチと連携した搭乗手続きの導入を発表。ウェアラブル技術の導入で、企業としての先進性をアピールしているが、今回はその流れがアジアにまで波及。しかも、中国の格安航空会社がグーグルグラスの導入を表明したことは、業界の内外に大きなインパクトを与えるものと思われる。

春秋航空は2004年に設立された中国で初めての民間資本系航空会社。日本では大阪、茨城、高松、佐賀と中国上海を結ぶ国際便を運行中。6月27日はその傘下の「春秋航空日本」が、新たに国内3路線の就航を予定していたが「準備不足」により8月に延期することが発表された。

創業以来、「革新性、安全性と効率性」をモットーとする春秋航空は、大阪-上海を6800円から提供する“激安航空会社”として有名。会長の王正華氏は以前から度々、「従来よりも30%多い乗客を載せられる」として「立ち乗り席」の導入についてメディアに発言し、物議を醸していた経緯もある。
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春秋航空のグーグルグラス導入については、現状では具体的なスケジュール等は明らかにされていない。(Google Glass Info)

画像(立ち乗り席):广州日报
Chinese low-cost carrier Spring Airlines first to equip cabin crew with Google Glass device