スマホ向けのAR(拡張現実)広告を世界40カ国で展開するBlippar社の、グーグルグラスへの取り組みが注目を集めている。

2011年に英国でサービスを開始したBlipparは、スマホ版のアプリが既に480万ダウンロードを突破。雑誌やポスター、商品パッケージなどを読み込むと、スマホの画面に上にインタラクティブな広告が表示されることで知られ、その広告技術はコカコーラやピザハット、ワーナー・ブラザーズ、ナイキ、ディズニーをはじめ日本では雑誌「東洋経済」のプロモーションに採用された実績を持つ。
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Blipparは先日、カリフォルニア州で開催されたAugmented World Expoで、近日公開する飲料メーカーのペプシと提携したグーグルグラス向けアプリを発表。このアプリはペプシのワールドカップ開催キャンペーンポスターや、缶をグーグルグラスで見ると、モニターの中にサッカーゲームが浮かび上がる仕組み。高得点を挙げたユーザーはブラジルで開催のワールドカップに無料招待される。
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Blipparはさらに、今後数週間以内に、今回のグーグルグラスアプリのSDK(開発者キット)の配布を開始する予定。ゲーム開発者らはこのSDKを使用して、任意のポスターや画像イメージと連携するゲームを作成することが可能になる。Blipparのユーザー同士がグーグルグラスを用い、同じゲームを一緒に遊ぶこともできるようだ。

Blippar社は今年2月、スペインで開催された「モバイルワールドコングレス」(MWC)において、グーグルグラス向けの「世界初の画像認識」アプリを発表したことでも注目を集めた。

同社代表のMitra氏によると「Blipparは端末の位置情報とからめて、周囲の店舗のクーポンなどを表示することも可能。今後、グーグルグラスを使用した広告配信ビジネスは急成長する」とのこと。

今回のペプシの対象商品は英国内限定で販売とのことだが、その生産本数は2億5千万本とのこと。Blipparのロゴはこれまで累計30億個の製品や、1億ページを超える印刷物に掲載されており、英米を中心にこの分野で圧倒的なシェアを誇る企業の一つと言える。

グーグルグラスを用いた広告技術の進化は、今後さらに注目を集めることになりそうだ。(Google Glass Info)

Blippar launches a platform for augmented reality games on Google Glass (exclusive) | GamesBeat |