航空機内でグーグルグラスを着用していたところ、乗務員から「安全上の理由」で外すように言われた。カリフォルニア州在住のセシリア・アバディ(Cecilia Abadie)さんがGoogle+に投稿した内容が大きな注目を集めている。

事件が起きたのは4月24日、米国内路線のユナイテッド航空機内でのこと。グラスを外すよう求めらたアバディさんは大人しく指示に従い、グラスを外したが、その後スマートフォンを用いて機内の様子を撮影し、Google+に公開。乗務員にも写真を投稿したことを知らせたが、特に問題視されることは無かったという。
アバディさんによると「乗務員の態度に問題はなかった」とのことだが、実は彼女は昨年「グーグルグラスを着用して自動車を運転し、世界初の交通違反に問われた人物」として有名な存在。裁判では結局無罪判決を勝ち取り、グーグルグラスユーザーの中では「世間のテクノロジーに対する無理解と戦う人物」として象徴的存在となっている。

ユナイテッド航空の規定によると、「乗客が機内で写真や動画を撮影をする場合、個人的な用途のみに限定する。機内装備や乗務員、他の乗客を撮影する場合はあらかじめ明示的な同意があった場合のみに許可される」とのこと。

しかし「それならばなぜ、スマホがOKでグーグルグラスはダメなんだ」「ユナイテッド航空はグーグルグラスを槍玉にあげているとしか思えない」といった非難の声がコメント欄に殺到する状況となった。

他のユーザーのコメントを見てみると、

「ヴァージン航空なら絶対そんな対応はとらない」
「サウスウェスト航空やデルタ航空に何度も乗ったけど、グラスを取れなんて言わたことは一度も無い」
「毎回ユナイテッドを利用しているけれどそんな目にあったことは一度もない。おそらくダメな乗務員にあっただけだと思うけど、だいたいにおいてユナイテッド航空はダメな航空会社だと思う」

と、ユナイテッドの対応を非難する声が多数。日本人旅行者が多く利用するJTBのサイト上でもユナイテッド航空の平均評価は2.6。機内の装備の古さや乗務員のサービスの悪さなどを指摘する声が目立っていることが確認できる。

また、奇しくも同じ日にUSエアウェイズに搭乗し、パイロットにグーグルグラスを着用させた写真を投稿していたのが、Rochester Optical社のデジタル部門代表を務めるTim Moore氏。

Rochester Optical社と言えば、今年1月にグーグルグラス向けに近眼用フレームの提供を開始したことで知られる企業。Tim氏は投稿で「パイロットにグーグルグラスをさせてみた。面白いフライトになりそうだ」とコメントし、操縦士はユーモラスな表情を浮かべて写真に収まっている。

航空業界のグーグルグラス利用というと、英・ヴァージン航空がGoogle Glass着用で顧客サービスを開始したことも有名。今後は航空会社ごとに、どういった対応をとることになるのかに注目だ。(Google Glass Info)

「Google Glass」を旅客機で着用のユーザー、外すよう求められる--乗務員から「安全上の理由」で - CNET Japan -