ついに日本でもグーグルグラスを医療分野に活用する試みがはじまった。在日フランス大使館が公開した資料で明らかになった。

発表によると2月14日、フランス西部で実施された手術がグーグルグラスを通じ、約1万キロメートル離れた名古屋市立大学大学院にライブ中継されたとのこと。グラスを利用した手術の生中継は米国内では既に実施されているが、大陸をまたいだ中継は世界で初めてだ。
今回のライブ中継は「人工関節置換術の施術技術」を日本の医療関係者に教授する目的で実施。フランスのサン・グレゴワール私立病院のフィリップ・コラン博士が執刀を行う様子を、名古屋市立大学大学院医学研究科の後藤英之准教授や学生たちが見学した。

中継は大成功に終わり「地理的な隔たりにもかかわらず、手術中の執刀医の解説を生中継で聞きながら、質疑応答を行った」とのこと。学生たちもまるで手術室で見学しているかのように、現場に立ち会うことが出来たという。

名古屋市立大学によると「手術支援ロボット『ダヴィンチ』などを介した遠隔操作手術は、少しずつ広まっているが、グーグルグラスには簡便で安価に実現可能という利点がある」とのこと。

同大学では今年5月にもグーグルグラスを用いた手術のライブ中継を実施予定。次回の手術ではグーグルグラスを装着した後藤准教授が名古屋で執刀する模様を、フランスに向けてライブ配信し、フランスの医師からの指導を受ける計画という。

冒頭にも述べた通り、日本の医療機関でのグーグルグラスの活用は今回が初めての事。先日はグーグルグラスの業務利用に向けた「Glass at Work」プログラムが始動したばかりだが、国内でのグーグルグラスの活用がさらに進んでいくことを期待したい。(Google Glass Info)