上に掲載した写真は米国のサイト「catwig」が掲載したGoogle Glassの分解写真。エレクトロニクスデザイン企業の「Promwad」社の分析によると、ここに掲載された部品の原価はおよそ200ドルとのことだ。

米国の著名ITアナリスト、キース・バレット（Keith Barrett）氏はこの話題に関連し、ブログで次のように述べている。

「私はこれまで色んな人にグラスを触らせてみて、いくらなら払うかと尋ねてみた。その結果、最も高く払う人で800ドル。平均的な回答としては350～500ドルといったところだった。これは、ルート化されたスマートフォンの価格とほぼ同程度と言える。しかし、個人的にはGoogleはグラスを100ドルで発売する手もあるのはないかと考えている。そうすればグラスは恐らく爆発的に普及するだろうし、Google+のユーザーも急増する。彼らはウェアラブルの分野で間違いなく王座を獲得できるのだ」

しかし、Googleがバレット氏の提言通り、100ドルでグーグルグラスを販売する可能性は限りなく低いと言える。グラスの販売価格に関する大きなヒントが、先週、グーグルがGoogle+で公開した文章「グラスに対する10の誤解」のコメント欄で見つかったのだ。

「一般発売の際の価格は400ドル程度になるとの噂を聞いたんですが、本当ですか？」というユーザーからの質問に対し、数日後、グーグル公式アカウントから返信があった。

「私たちもその噂については知っています。しかし、それは事実ではありません。我々はグラスについてはそれ（400ドル）以上の価格を望んでいます。しかし、1500ドルを上回ることはありません」

グーグルがGoogle Glassの一般発売価格に関してコメントしたのはこれが初めてのこと。はっきりとした価格が提示された訳ではないが「400ドル以上」になることだけは確定的のようだ。その発売時期は「2014年度後半」とのことだが、6月末の「Google I/O」ではさらに詳しい情報が明かされることを期待したい。（Google Glass Info）

How Much Will Consumer Google Glass Cost? - Keith Barrett Online