Google Glassの一般向け発売が、一気に現実味を帯びてきた。

3月24日、グーグルはイタリアのメガネメーカー、ルックスオティカ社との事業提携を発表。ルックス社は日本人にも馴染み深いレイバンやオークリー、ヴォーグやオリバーピープルズなどのブランドのライセンスを所有する世界最大規模のアイウェア企業。

全米に5000店以上の販売拠点を構える同社との提携で、2014年後半と噂されるグラスの一般向け発売が、いよいよ実現に近づいたと言えそうだ。ray-ban

グーグルのアナウンスによると「ルックス社は消費者に愛される製品の製造、流通、販売のノウハウを熟知した企業であり、今後、グラスのデザインや製造に関し、同社のエキスパートらの協力を得てプロジェクトを進めていく」とのこと。

まずはエクスプローラー(開発者)向けの製品ラインナップを拡大し、その後、同社の販売チャネルを通じ、さらに多くの消費者にグラスを提供する試みを始動する。

今回のアナウンスでグーグルは、13世紀に登場した眼鏡というツールの歴史についても言及。Google Glassは「700年を超える眼鏡の歴史に新たな一幕を加えるデバイスである」と定義している。

「グラスは従来のメガネをスマートに進化させたデバイスですが、私たちはその機能だけでなくデザインも大切だと考えています。我々は既にグーグルの専属チームがデザインした『Titanium Collection』(40種類以上のフレームやレンズの色を選択可能)を発表していますが、それだけでは十分ではないと考えました」とのこと。

グーグルグラスに関してはここ数ヶ月、プライバシー侵害をめぐる議論が活性化。世論の逆風が吹き荒れる中で、それに反論するかのように「グラスに関する10の誤解」という声明を発表したことも物議を醸した。

また、一部では「グーグルはもはやGlassプロジェクトを投げ出しつつあるのでは」といった憶測すら流れていたが、そんな停滞ムードを一気に吹き飛ばしたのが今回の発表だ。

米国の有名ニュースサイト「Verge」は今回の提携を「グラスを一気にメインストリームに押し上げるかもしれない取り組み」と評価。米国版CNETも「一般発売に向けての取り組みが、確実に前進していることが証明された」と報道している。(Google Glass Info)

Google inks Glass deal with the maker of Oakley and Ray-Ban | The Verge

Google Glass getting more style from Oakley, Ray-Ban, Luxottica - CNET