2月18日、グーグルはGoogle Glass使用にあたってのガイドラインを発表した。

文中では「写真を撮る前には周囲の許可を得ること」や「盗撮を疑われるような行動は避けること」「長時間の利用は避ける」といった注意点が述べられているが、ここで最も目を引くポイントの一つが、グーグルが今回初めて“Glasshole”(グラスホール)という用語の存在を公式に認めたことかもしれない。a1


“Glasshole”とはグーグルグラスの略称“Glass”と糞ったれを意味する“asshole”をかけあわせた造語。

米国の著名ブロガー、ロバート・スコブル氏もかつて街でグーグルグラスを着用中にGlassholeと罵倒された経験を語っているが、ユーザーが増えるに従いプライバシーの侵害などを懸念する“アンチ・グーグルグラス”的な人々も増加してきたのも事実だ。

ガイドラインの末尾の「DON’TS:」(べからず集)の最終項目には“Be creepy or rude (aka, a “Glasshole”).”と記載。

「周囲に不気味に思われたり、無礼と受け取られること(グラスホールとも呼ばれる)」を避けるように呼びかけ、「グラスに関して質問を受けた場合は快く説明すること」や「携帯電話の電源オフを求められる場所では、グラスの電源もオフにすること」などを求めている。

Google Glassに関しては米ニューヨーク警察の捜査利用への検討開始や、英・ヴァージン航空の顧客サービスへの導入など業務利用の活性化が伝えられる一方で、プライバシー侵害への懸念が拭いがたい問題として存在しているのが事実。

さらに、以前からグラスの愛好家として知られた著名ジャーナリスト、ジェフ・デイビス氏は2月上旬「不恰好で、高額で、最近発表された近眼用フレームのデザインもひどい」とグーグルグラスを痛烈に批判。同様に古くからのグラスファンだったクリス・バレット氏も「長時間のグーグルグラス使用は頭痛を引き起こす」として、グラスとの決別を宣言するなど、ちょっとした逆風がグーグルグラスに巻き起こっている模様だ。

今回のガイドラインの発表は、そのような世間の逆風に配慮したものとも言えそうだ。

Googleが他に注意点として挙げた項目は下記の通り。

・グラスに集中し過ぎない
長時間にわたりグラスのモニターに集中していると、周囲から見ると極めて奇妙に映ることを覚悟してほしい。トルストイの「戦争と平和」を読みたいのであれば、もっと大きなスクリーンで読むように。

・激しい運動中に使用しない
グラスはハイテク技術の塊なので、ふさわしい扱いを心がける。水上スキーやbull riding(雄牛乗り)、格闘技などの際にはグラスの着用はおすすめしない。

・目立つことは当たり前と覚悟する
グーグルグラスを着用していれば、必然的に目立つ。周囲から質問を受けた場合、グラスは普通の携帯と同様の機能(カメラや地図やEメールなど)を持つことなどを忍耐強く説明しよう。加えて、自分なりのエチケットを発明する努力も必要。例えばレストランで恋人とのディナー中、他人からグラスに関する質問を浴びて邪魔されたくないなら、グラスはバッグにしまっておこう。

(Google Glass Info)