ウォールストリートジャーナル(WSJ)の報道によると、来年登場する新型グーグルグラスにインテル社製のプロセッサが採用される見込みだという。
現行バージョンのグーグルグラスにはテキサス・インスツルメンツ社製のチップが搭載されているが、インテル社の製品がこれを引き継ぐことになる。
具体的にインテル社のどの製品がグーグルグラスに採用されるのかは明らかになっていないが、WSJの分析によると、この動きはグーグル社のウェアラブル関連への取り組みの大きな流れの中の一部とのこと。
記事中では「インテルはウェアラブルをターゲットとした様々なプロダクトを持っている。超小型のx86プロセッサーのQuark、極小基板のEdison、さらにモバイル向けプロセッサーを統合するチップであるSoFIAなどの製品だ」と記載されている。
インテル社はグーグルグラス向けにプロセッサを提供するだけでなく、医療関係や製造業など、グーグルグラスの業務利用面でのプロモーションにも協力していく見込みとのこと。
グーグルグラスに関しては、先月、ロイターが「グーグルグラスの未来に暗雲(Google Glass future clouded)」と題した記事を配信。その先行きが危ぶまれていたが、業界大手のインテルが協力するというニュースは明るい材料と言える。
この報道に先立ち、11月30日にはグーグルグラスの開発担当者Tom Chi氏がhack.summitのライブインタビューに登場。「グラスに関してネガティブな報道も高まっているが、グーグル内部では次期バージョンに向けて新たな準備が進んでいる」と明言していた。(Google Glass Info)
追記:その後、The Vergeの報道によると「インテルのチップ採用により、従来のバッテリーの持ちは2倍になるかもしれない」との予測も出ています。「新型モデルの登場により、消費者の興味に再点火が起こるかもしれない」とのこと。
追記:その後、The Vergeの報道によると「インテルのチップ採用により、従来のバッテリーの持ちは2倍になるかもしれない」との予測も出ています。「新型モデルの登場により、消費者の興味に再点火が起こるかもしれない」とのこと。
新型グーグルグラスに搭載のインテル製チップはMICAブレスレットに採用の低電力消費モデル。バッテリー持続時間は2倍に。「消費者の関心を再点火する」とThe Vergeが予測/ http://t.co/eMVDE9o4Jg pic.twitter.com/Bc2DDaDwNn
— Google Glass Info (@JP_Glass) 2014, 12月 1
photo credit: tedeytan via photopin cc
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