NTTデータが東京ビッグサイトにて開催中のITpro EXPO 2014で、グーグルグラスなどのスマートグラスを活用した業務ソリューションのデモを展示中だ。1helmet
今回、同社が発表したのはグーグルグラスやエプソンのMOVERIO、VUZIX社製M100などで使用できる業務ソリューション。物流や製造業、メンテナンスの現場に適用可能な「遠隔作業支援システム」と、セキュリティ向上に役立つ「AR認証システム」を主軸としている。
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「遠隔作業支援システム」はスマートグラスを着用した作業者にオペレーターが指示を出し、作業の進捗状況の確認、作業終了時の“証跡”画像の共有などの業務が可能になるもの。作業員目線で撮影した画像や動画を共有し、その場で細かな作業指示を受け取ることができる。操作は主にボイスコマンドで行うが、加速度センサーで「頭の振り」を検知し、業務マニュアルのページ送り行うなど、独自の工夫も盛り込んだ。

また、「AR認証システム 」ではスマートグラス着用者だけが視認できる仮想キーボードを空中に表示。業務システムやATMの暗証番号やワンタイムパスワードを入力させ、強固なセキュリティを実現する。
「この方法であれば、パスワードを盗み見られるリスクも最小限に抑えられる。金融機関や業務システムへのログイン、Eコマースの決済などへの利用を想定しています」(担当者)

取材当日(10月16日)は朝から「めざましテレビ」(フジテレビ)で紹介されたこともあり、展示ブースの前には行列ができるほどの盛況ぶり。日本未発売のグーグルグラスに触れることができる数少ない機会ということもあり、多数の来場者がつめかけた。

国内でグーグルグラスの実証デモが行われたのは、6月に広島でソフトバンクモバイルの観光アプリの実証実験が行われたのに次いで2例目。ブース内には今回のGoogle Glassの利用に関し「総務省関東総合通信局の指導の下、利用しております」と掲示されていることが確認できた。
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デモブースでは、グーグルグラスには未対応だが、より過酷な環境を想定しMOVERIOやコニカミノルタ製のスマートグラス「ウェアラブルコミュニケーター」にも対応した業務用システム「Bizウェアラブル」の展示も行われている。
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今回のデモは明日(10月17日)まで開催中。興味のある人はぜひ会場に足を運んでみてほしい。(Google Glass Info)