英国スコットランドのエディンバラ空港でグーグルグラスの導入実験が開始された。今回の試みは空港のチェックインラウンジで職員がグーグルグラスを着用。利用者へのフライト情報の通知や、外国語の翻訳、乗り換えの手順のアドバイスなど顧客サービスの様々な場面で活用の実験を行うという。
edin
同空港の責任者、Gordon Dewar氏はプレスリリースで「我々は顧客サービスの充実のために、常に新しいテクノロジーの導入を検討している。グーグルグラスはその格好の例と言える」と発表。今年の年末まで導入実験を行い、その後フルタイムでの導入を検討しているとのこと。

エジンバラ空港はスコットランドで最も利用者の多い空港で、UKで5番目の規模。2013年には約1千万人の乗降客が利用した。同空港には5千人が勤務するがその中でBlackjackと呼ばれる顧客サービスチームがグーグルグラスを着用し、サービスにあたる。

英国ではヴァージン・アトランティック航空が今年2月、ロンドンのヒースロー空港でグーグルグラスの導入実験を開始。アッパークラスの顧客専門のサービスとして実施され、顧客の顔をグーグルグラスで認識、係員が名前を呼ぶ、行き先の天候などを話しかける、食事の好みを聞くといったワンツーワンマーケティングの分野で活用された。同社はその後もスマートウォッチなどのウェアラブル端末を利用したサービスの向上に取り組んでいる。

欧州では他にもドイツのコペンハーゲン空港が6月にグーグルグラスの導入実験を開始。航空業界関係者によると「ハンズフリーで利用できるウェアラブル端末は接客の場面でも非常に相性が良い」とのこと。「顧客から質問を受けた際、ポケットからスマホを取り出して情報を確認するのはスマートではないが、グラスやウォッチを活用すれば自然な流れで対応が可能。空港のようにクオリティの高い顧客サービスが求められる現場では、さらに活用が進んでいくと思われる」という。

今回の取り組みは欧州の空港にVIP向けサービスの提供などを行うOmniServ社との提携で実現したもの。航空業界のグーグルグラス活用はさらに活性化していきそうだ。(Google Glass Info)

Photo:via flickr