グーグルグラスの日本展開に関し、さらに準備が進行していることが明らかになった。グーグルグラス向けアプリ開発を行う秋田潤氏によると、先日のソフトウェアアップデート(XE20.1)で「日本語フォントが従来と比べ、格段に見やすいものに変更された」とのこと。a_new
美しい。 いままでの Google Glass の画面を見慣れている身としては、これは大変な進歩に感じられます。
【大ニュース】ついに Google Glass が日本語フォントを搭載!【日本展開近づく?】
従来のフォント
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最新の XE20.1

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フォントのデザイン自体が洗練されたのもさることながら、角度の「角」の字を見れば分かるように、明確に日本の字に対応したことが分かります。
グーグルグラスは公式に日本語に対応している訳ではないが、端末の地域設定を変更すれば操作メニューの日本語表示が可能(日本語化の手順はこちら)。従来の日本語表示は“とりあえず日本語で読める”程度のものだったが、今回のバージョンではデザイン性にも配慮し、より美しいものになっていることが確認できる。
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グーグルグラスは今年4月の時点で、日本の総務省の技適(技術適合認証)を通過。その後も日本発売への準備(「国内発売への準備状況まとめ」)と思われる事実が続々と明らかになってきたが、今回の日本語フォント搭載で、いよいよ日本発売が近づいてきたことが実感できる。

また、米国のグーグルグラス専門メディアGlass Almanacは先週「グーグルグラスの一般発売へ向けた動き」として、グラスのTOS(利用規約)にいくつかの重要な変更が加えられたことを指摘している。

記事によると、今回の規約改定が示す重要ポイントは下記の2点

(1)販売価格の引き下げを示唆する内容

「ユーザーが商品の注文後30日以内に、グーグルが商品価格を変更した場合、ユーザーは価格の変更から30日以内にグーグルに申し出れば、商品の差額分の返金を受けられる」との文言が“Prices and Taxes”の欄に追加。グーグルグラスは現在1500ドル(米国)で発売中だが、一般発売時には大きく価格を引き下げることが予測されており、この条項はそのための準備と思われる。

(2)グーグルグラスは“ベータ版”である旨の記述の削除

以前の利用規約にあった、“Glass is in beta”との記載が削除。これまでは「グラスは開発中の製品であり、ユーザーからのフィードバックによって機能を改善していく。ユーザーはグラスが完成した消費者向けプロダクトとして、デバイスやソフトウェア、関連するサービスについて完全な動作を期待することはできない」と記載されていたが、この条項そのものが削除された。

また、新しい利用規約には「通信キャリアを通じたグラスの販売開始」を匂わせる条項も追加。

Glass Almanacによると「一般発売が2014年度中に実施される可能性はかなり低いが、グーグル内部で着実に準備が進行していることは確実」としている。(Google Glass Info)

参照:New Google Glass TOS: Price Reductions, Internet Connectivity & “Beta” Removed
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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. いわた
    • 2015年02月26日 14:14
    • 技適は通っても、「技適マーク」が表示されないんじゃ使えないんですけど。。。
      どうして、表示できるようにならなんですか?
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